2011年6月19日日曜日

「友達」それとも単なる「知り合い」?

単なる「知り合い」と「友達」は異なる。「知り合い」とは、名前を知っていて、ときどき顔を合わせることがあって、多分何か共通するものがあり、一緒にいて居心地が良いと感じる人だ。

「知り合い」は家に招いたり、一緒に何かすることは出来るが、人生を分かち合うことはない。そこまでよく知らないので、時にはその行動が理解できない。

一方で、「友達」というのは、愛情を感じる人のことだ。もちろん恋しているわけではないが、いつも気に掛け、そばにいなくても、その人について考えたりする。良く知っているので、好きそうなものが分かり、そういった物を見かけると、その人のことを思い出す。「友達」というのは、写真を持っているような人で、しかしそれとは関係なくその顔が思い浮かぶような人だ。

「友達」は一緒にいて安心できる人だ。気に掛けてくれていると分かっているからだ。電話するのに特別な用事は必要ない。ただ「どうしてる?」と言って電話を掛けてくる。そして初めからお互いに本当のことを話す。また、もし問題があれば、いつでも話を聞いてくれる。

「友達」は、馬鹿にしたり、傷つけたりするようなことはしない。もし傷つけてしまった場合には、一生懸命その埋め合わせをしようとする。「友達」には、例えそうと気付いていなくても、愛情を感じている。

「友達」は、大学に落ちたり、プロムのラストダンスで断られたり、卒業式の際に一緒に泣いてくれた人だ。ハグする時にどれくらいの間とか、どちらが先に離せば良いかなどと考える必要のない人たちだ。

「友達」は、結婚式では、指輪を持っていてくれるかもしれないし、新郎へ引き渡してくれるかもしれない。もしかすると結婚する人かもしれない。それとも、幸せのあまり、または感激のあまり、泣いてくれているかもしれない。

「友達」は、間違いを犯すのを止めてくれ、もし間違ってしまった場合には手助けしてくれる。ぎこちなくならずに、手を握ったり、ハグしたり、キスしたりすることができる。「友達」はそんなあなたが好きで、それを理解してくれる。

「友達」はずっとそばにいて、手を離さない。お互いの人生を見守り、お互いにそこから学ぶ。そんな「友達」無くしては、人生は同じではない。

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